私たちの物語

大きくなるまで、ずっとそばで

ひとりのパパと、ふたりの娘。そして、すべてのお父さん、お母さんが抱いている使命の話です。

小さな手が、はじめて自分の指をぎゅっとにぎって——そのまま離さなかった日のことを、親なら誰でも覚えています。

その瞬間から、自分の人生がまるごと、世界を覚えはじめたばかりの小さな人を中心に、静かに組み変わっていく。そんなこと、誰も教えてくれませんでした。

  1. 01 たね

    はじめてのなぐり描き

    Hina がはじめて描いた絵は、閉じきらない丸でした。Yuri の絵は、ほとんどがテーブルの上に描かれていました。僕たちは、そのどちらも取ってあります。

    どの家にも、きっとうちと同じような引き出しがあるはずです。クレヨンのお日さま、足が6本ある猫、耳がやけに大きいパパの似顔絵。名作なんかじゃありません。でもそれは、小さな誰かが勇気を出してやってみた、その証なんです。

  2. 02 ふたば

    はじめての歌

    それから、歌がやってきます。うろ覚えの歌詞を、車の中で大声で、おばあちゃんの家に着くまで40回。気づけば、こちらまで全部覚えてしまっている。

    子どもは、上手になるために歌うわけじゃない。うれしい気持ちが、どうしてもあふれ出してしまうから歌うんです。

  3. 03 つぼみ

    寝る前の質問

    どうして空は暗くなるの? 鳥はどこで寝るの? 起きたとき、まだそこにいてくれる?

    明かりが小さくなるほど、質問は大きくなっていきます。いつも答えを持っているわけじゃない。約束できるのは、そばにいること。そして一緒に不思議がることです。

  4. 04 はな

    手を離す日

    そしてある朝——誰かに聞かされていたよりもずっと早く——その子は振り返りもせずに、校門をくぐっていきます。

    ずっとそのために歩いてきた日なのに、やっぱり胸がいっぱいになる。僕たちの仕事は、つかまえておくことじゃなかった。ひとりで歩いていけるようにすることだったんです。

誰もが抱えている心配

いつのまにか、暮らしの中にスクリーンがやってきました。どの親もそうであるように、僕も見てきました。アプリがわが子に「あと1回だけ」とせがむところ。アニメの合間に広告がすべり込むところ。そして、いったい誰が何をこっそり集めているんだろう、と考えこんでしまったことも。

テクノロジーをあきらめたかったわけではありません。それは教えてくれるし、楽しませてくれるし、家族を近づけてもくれる。ただ、わが家に来るなら、礼儀正しいお客さんでいてほしかったんです。

だから、自分たちでつくりはじめました

HinaYuri Labs という名前は、僕のふたりの娘からとりました。Hina、雛は、ひな鳥——まだ飛ぶ練習をしている小さな子たち。Yuri、百合は、ゆり。静かに育って、自分のときが来たら花をひらく花です。

ふたつ合わせると、僕たちが寄り添いたい旅のすべてになります。子どもの最初の数年から、大きくなってひとりで羽ばたいていくその日まで。学び、創造、音楽、そして暮らしの小さなスキル——子どものそばで、一緒に育っていくアプリを。

世界中の親たちの使命

僕は、ただのひとりの親にすぎません。いまこの瞬間も、世界中のお父さんやお母さんが、夜中の3時にミルクを温め、靴ひもを結んであげ、100回目の「なんで?」に答え、学芸会の小さないすに腰かけています。

どんな言葉で暮らしていても、やっていることは同じで、願いも同じです。子どもたちが好奇心にあふれ、自分の力で歩けて、人にやさしい人に育ちますように。そして、僕たちが受け継いだときより、少しだけいい世界で生きていけますように。僕たちのアプリは、みんなで担っているその使命の、ほんの小さな一部です。そしてあなたも、その一員なんです。

僕たちの仕事は、つかまえておくことじゃなかった。ひとりで歩いていけるようにすることだった。

私たちの約束

だから、つくるすべてのアプリで

夢は、仕事のやり方を変えてはじめて意味を持ちます。これが、僕たちの守っている約束です。

  1. 子どもの世界は、子どものもの

    アプリに本当に必要なデータしか集めません。広告のために売ったり共有したりすることは決してなく、すべての削除もかんたんです。このウェブサイトでさえ、Cookie を使っていません。

  2. 広告なし、しかけなし

    子ども向けアプリに広告はありません。毎日のログインをせかす仕組みも、ガチャも、うっかり押させるためのボタンもありません。お金がかかること、アプリの外へ出ることは、すべて保護者チェックの先にあります。

  3. 画面の外へつながる、本当の学び

    いちばんすてきな瞬間は、紙の上で、ピアノの前で、外の世界で生まれます。私たちのアプリは教えたら一歩下がる——だから、アプリで過ごす時間がその先へとつながります。

  4. わが子と一緒につくる

    どのレッスンも、まずはわが家の食卓で描いて、歌って、遊んでみます。試すのは Hina と Yuri、そしてその友だち。とても正直な批評家たちです。

  5. 子どもと一緒に育つアプリ

    小さな子から好奇心いっぱいの子どもへ、ティーンから若い大人へ。お子さんの成長に一段ずつ寄り添う、アプリの家族をつくっています。

手紙

お父さん、お母さんへ

あなたのお子さんの名前は知りません。でも、あなたの毎日のことは少しだけわかる気がします。慌ただしい朝、冷蔵庫に貼られた絵、頭から離れないあの歌、そして「もう1冊だけ読んで」とねだる小さな声。

僕たちがつくるものはすべて、そんな毎日のためにあります。その中の、いいことのひとつになれたら。そしてそのあとはそっと身を引いて、残りの時間をあなたたちに返せたら。

お子さんの一日のうちの数分を、僕たちに預けてくださってありがとうございます。その数分がどれほど大切か、よくわかっています。

もし僕たちのアプリが、あなたのご家族にしっくりこないと感じたら、どうか僕に直接メールをください。いただいたメッセージはすべて読んでいます。たいていは、子どもたちが寝たあとに。

同じ親として、心をこめて

— Hina と Yuri のパパHinaYuri Labs